■ハンガリー/ヘレンド工房の誕生
ヨーロッパで初めて硬質白磁の製造に成功したのが1708年でしたが、ハンガリー、ヘレンド村に小さなストーンウェアの磁器工場ができたのが1826年でした。工房を設立したのは、ヴィンツェ・シュティングル氏でしたが、開発に資産を投じ破産、その後債権者のひとりモール・フィッシェル氏に引き継がれ実験が続けられました。1842年には「皇室・王室御用達磁器工場」の称号を得て、ハンガリー国旗の使用も許可されました。この年に開催された博覧会では絶賛を受けましたが、1843年工場は火災に見まれてしまいます。この時の状況が絵皿になってます。 |

1843年ヘレンド工場の火災 工芸美術館(ブタペスト) |

ヘレンド/カポテモンデ ジノリスタイル(ヘレンド美術館) |

ヘレンド/マイセンスタイル 四元素(ヘレンド美術館) |

ヘレンド/マイセンスタイル 四元素(ヘレンド美術館) |
■ヘレンド工房の飛躍
その後ヘレンドは廉価な磁器製作ではなく、高額なラインに移行しました。マイセン、セーブル、カポディモンテ、ウィーン窯などの特に生産を中止した作品を模倣しました。このためハンガリーの貴族が代々受け継いできたディナーセットの補充をヘレンドに発注し、出来上がった作品の素晴らしさから、さらにヘレンドの人気があがりました。
1851年ロンドン万国博覧会へ出展しました。ここで、英国ビクトリア女王が、ヘレンドのディナーセットと注文しました。現在ヴィクトリアシリーズとして知られている、ヘレンドの代表的な柄です。ヘレンドではモチーフに注文主の名前をつけて敬意を払うことから、また新たな顧客を増やしました。 |

ゲデレシリーズ(ヘレンド美術館)-ゲデレ城に由来します
(ヘレンド美術館) ゲデレのページへ |

フランツ・ヨーゼフ皇帝がこのシリーズのセットを
皇后エリザベートに贈りました(ヘレンド美術館) |

1851年ヴィクトリア女王が注文したシリーズ
(ヘレンド美術館)
ヴィクトリアのページへ |

ロスチャイルド家が注文したシリーズ
(ヘレンド美術館) ロスチャイルドバードのページへ |

エステルハージシリーズ
モスクワ大使を努めたモーリツ・エステルハージが
ロシアから持ち帰った中国磁器を手本に、モール・フィシェルが
製作したと伝えられるヘレンド初期のシリーズ(ヘレンド美術館) |

植物文様と漢字が描かれている |

1864年、フランツ・カール大公とバイエルン王女ソフィーの
次男として生まれたマクシミリアンが注文したシリーズ
イタリア、ミラマレ城に住んでいたが、1865年ナポレオンV世の
提案に応じメキシコ皇帝となった(ウィーン シシィ博物館) |

1860年代 ミラマーレシリーズ(ヘレンド美術館)
伊万里を意識した色彩です
ミラマーレのページへ |

1861年製
1741年の国会でハンガリー王であるマリア・テレジアを前にした
ハンガリー貴族を描いた大皿(ブタペスト 工芸美術館) |

1857年以前 フンボルト80歳の誕生日を祝って贈ったシリーズ
(ヘレンド美術館)
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ヘレンド近郊のバラトン湖シリーズ(ヘレンド美術館) |
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■ヘレンド工房/近年
近年、新しいデザイナーによる作品も数々発表されました。 |

1997年 パールマ・バボスデザイン
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1997年 ミクローシュ・メロッコデザイン
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1998年 ヨージェフ・ショーグヘジ夫人デザイン 森の精
森の精のページへ |
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